青森県のねぶた・ねぷた祭りの違いとは?地域ごとの特徴や種類を紹介!

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青森県の夏といえば、全国的にも有名な「ねぶた祭り」。
しかし実は、青森県内では「ねぶた」「ねぷた」など、呼び方や形が異なる複数の祭りが存在するのはご存知でしょうか?

この記事では、青森県各地で行われるねぶた・ねぷた祭りの種類や特徴をご紹介。
「どこで見られる?」「どう違うの?」といった疑問の解決に役立てればと思います。
あまり知られていない青森県内のローカルなねぶたもいくつか紹介しますので、「そんなところもあるんだ~!」と参考になれば嬉しいです。

「ねぶた」と「ねぷた」の違いとは?

青森県では、地域によって「ねぶた」「ねぷた」と呼び名が異なります。

  • 津軽地方(青森市など) →「ねぶた」
  • 弘前市を中心とする南津軽地方 →「ねぷた」

この違いはずばり、方言によるものです。
立体型はねぶたで、扇形はねぷたと、形状によって呼び方が異なると認識されがちですが実はそうではないのです。
例えば、弘前ねぷたにも立体型はあるので、形状によって判断はできないということがわかりますね。
青森三大祭りと呼ばれる3つの地域の特徴をわかりやすく表にしてみました。

種類主な形特徴
青森ねぶた立体型武者人形や歴史上の人物を立体的に表現。
迫力満点。
弘前ねぷた扇形(扇ねぷた)美しい扇型。
表には勇壮な絵、裏には優美な女性の絵が多い。
五所川原立佞武多超大型の立体型高さ20m超えの巨大ねぶたが特徴。
まさに“動く建築物”。

「ねぶた」と「ねぷた」の歴史と共通点

所説ありますが、眠気や悪霊を払う「眠り流し(ねむりながし)」の風習がルーツと言われています。
農作業で疲れた身体を癒やし、邪気を祓うための行事として始まりました。
灯りを灯した山車が川へ流されたものが、徐々に大きな灯籠へと発展。
現在のような「動く芸術作品」に進化しました。

他には、奈良時代に中国から伝わった七夕の灯籠流しがはじまりとも言われています。


地域別のねぶた・ねぷた祭りの特徴

「どの地域のねぶたを見に行こうか迷う!」という方のために更に詳細な3大祭りの特徴をご紹介します。

① 青森市「青森ねぶた祭り」

  • 【開催時期】:毎年8月2日〜7日
  • 【特徴】:
    • 高さ5m以上の大迫力ねぶたが街を練り歩く
    • ハネトと呼ばれる踊り手が「ラッセラー」の掛け声で祭りを盛り上げる
    • 国の重要無形民俗文化財にも指定されている

公式ホームページ:https://www.nebuta.jp/

② 弘前市「弘前ねぷたまつり」

  • 【開催時期】:毎年8月1日〜7日
  • 【特徴】:
    • 扇型のねぷたが約80台出陣
    • 表には武者絵、裏には美人画が描かれることが多い
    • 津軽藩の歴史や文化を感じさせる落ち着いた雰囲気

公式ホームページ:https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_summer_neputa

③ 五所川原市「立佞武多(たちねぷた)祭り」

  • 【開催時期】:毎年8月4日〜8日
  • 【特徴】:
    • 高さ20m以上、重さ20トンを超える“立佞武多”が目玉
    • 建物と見紛うほどのスケール感
    • 近年復活した伝統で、未来への継承を意識した創作性も高い

公式ホームページ:https://tachineputa-official.jp/


「もう有名所は見たから他のはないの?」と言う方に向けてローカル版もご紹介します。

 むつ市「大湊ねぶた祭り」

  • 【開催時期】:毎年8月上旬(主に8月1日〜4日)
  • 【特徴】:
    • むつ湾に面した下北半島の港町・大湊(おおみなと)地区で行われるローカルねぶた
    • 規模はコンパクトながら、地域密着型であたたかみのある雰囲気
    • 立体型のねぶたが登場し、子どもたちの参加も多く、家族連れにも人気
    • 基本は町内会毎に山車を出すが、海上自衛隊・大湊地区隊もねぶた制作~ハネトとして参加するなど、自衛隊と地域の一体感が感じられる点もユニーク。
    • 形状は青森市のねぶたに似ているがお囃子が青森市のそれとは全く異なり独特

 平川市「平川ねぷたまつり」

  • 【開催時期】:毎年8月2日〜3日
  • 【特徴】:
    • 弘前の伝統を受け継ぐ扇ねぷたが中心
    • 川沿いを練り歩いた後、フィナーレでは「川への流し」も実施され、幻想的な光景が広がる
    • 山車の数は約60台、地域の学校や団体の参加が多くアットホームな雰囲気
    • 弘南鉄道 平賀駅から徒歩圏内でアクセス良好

黒石市「黒石ねぷた祭り」

  • 【開催時期】:毎年7月30日〜8月5日
  • 【特徴】:
    • 扇型が中心ながら、中には立体型のねぷたも登場する独自のスタイル
    • 江戸時代の城下町の風情が残る街並みを練り歩く光景が美しい
    • 黒石こみせ通りなどの観光スポットとの相性も◎
    • 他の地域と比べて観光客が少なめで、ゆったりと楽しめる隠れた穴場祭り

猫

筆者猫屋敷も青森出身です。
中学1年~高校3年までがっつり毎年参加していました。
太鼓も叩けるし横笛も吹けるし跳人もできる、ねぶたに関しては何でもやりました笑


まとめ

青森県には、「ねぶた」と呼ばれるお祭りがいくつもあります。
おそらくほとんどの方が「ねぶた」と聞くと青森市の大きい立体型のねぶたか、五所川原市の縦に大きい立体型ねぷたを想像されると思いますが、実は他の地域でも行われているのです。

地域ごとに形・雰囲気が異なるので面白いですよ~!

どこを訪れてもそれぞれにしかない魅力が味わえますので、観光に訪れる際はぜひ複数の地域のねぶた・ねぷた祭りを見比べてみてくださいね!

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