揃って青森県出身の猫屋敷夫婦は先日のケンミンSHOWのように青森をいじってくれる番組、ついつい見ちゃうんです!
東北3県の方言を徹底探求というテーマだったのですが、見ていてそういやこんなことよく言われたな~と思ったこがあります。
『ねぇねぇ訛ってみてよ~!』
私は高校卒業後、大学進学のために18歳で上京しました。
上京したての頃、新社会人になった頃、とにかく人生の節目や新しい人と出会った時に浴びせられるこのワード。
青森出身と告げるやいなや四方八方からこのワードが飛び交ってきますね。
きっと、青森はもちろん地方出身の方ならわかってくれるはず。
青森の方言と聞いてほとんどの人の脳内で再生されるのが津軽弁だと思うんですよね。
よく字幕で「〇※×▼※■~」って訳されているやつ笑
でも本当はその津軽弁だけではなく、実は3種類あるんです。
津軽弁が青森県の方言というのはみなさんご存じかもしれませんが、青森県の方言は津軽弁だけではありません。「津軽弁」は津軽地方で話される方言で、この他に南部地方の「南部弁」、下北半島で話されている「下北弁」と、エリアで大きく3つに分けられます。
多分標準語圏で育った方からすると「そんなもんどれも同じ、全部わかんねーよ!」という感じだと思いますが笑
有名人だとこんな感じ▼
津軽:王林、吉幾三
南部:りんごちゃん
下北:松山ケンイチ
敬称略
王林さんや吉幾三さんはテレビでもめちゃくちゃわかりやすく方言フル稼働ですよね!
対して松山ケンイチさんやりんごちゃんは上記お二人よりも方言控えめな感じ。
その理由は、津軽弁以外は方言が抜けやすいから!!!
多分ほんと、それだけだと思う笑
もちろん王林さんなんかは現状青森に居住しておられるそうなので、在住しているか否かは方言の残存度に大きく関わってくる要因だとは思いますが、
少なくとも私の身近な人間で青森在住民以外の南部弁・下北弁出身者は皆等しく方言が抜けているんです。
ちなみに猫屋敷本人は下北弁圏、猫屋敷夫は南部弁圏出身です。
ふたりとも都内在住歴が長いので基本的にはALL標準語です。
方言の抜ける抜けないって、きっとどこかで「方言直そう!」とか「方言使ったれ」という意識問題もあるかと思うのですが、下北・津軽は標準語圏に身を投じると割とすぐに無くなる人が多いように感じます。
猫屋敷は上京直後は意識的に直そうと思った部類でした笑
上京直後は『ねぇねぇ訛ってみてよ~!』へのリクエストに対して、『え~もう普段使わないからそんなすぐには出ないよ~』なんて大都会東京に身も心も売り払って染まり切った振りをかましていました。
だがしかし、大学1年の冬になる頃には既にガチで方言を話さなくなっていました。(厳密に言うと少し考えると出るが瞬時には出ない状態)
親や祖父母など、方言のきつい年配者が相手でない限りは標準語ユーザーになったと言っても過言ではなかったと思います。
それからと言うものは『ねぇねぇ訛ってみてよ~!』攻撃に対し、振りでもなんでもなくおもしろい回答で期待に沿えなくなっていき、いささか残念がられた経験がしばしばという人生。
多分、おそらく、私や私の身近な人間だけではなくこってこての津軽弁の使い手以外の青森県民は方言抜けていますよ。
世の中の地方の方言に憧れかからかいかはわからぬが、期待をしている皆さん。
すぐ方言話せって言われでも難しいしてあんまりガッカリしねぇでけ~!!!
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